リーマス錠100・200 | 過量投与時の対処法 | 医療関係者向け情報 | 大正富山医薬品株式会社


 

リーマス錠100・200

過量投与時の対処法をご使用の際の注意
 本情報は、添付文書及びインタビューフォーム掲載の情報に基づいて作成されています。
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過量投与時の対処法

【使用上の注意:過量投与(重大な副作用)】
リチウム中毒(頻度不明):リチウム中毒の初期症状として食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢等の消化器症状、振戦、傾眠、錯乱等の中枢神経症状、運動障害、運動失調等の運動機能症状、発熱、発汗等の全身症状を示すことがあるので、このような症状が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、中毒が進行すると、急性腎不全により電解質異常が発現し、全身けいれん、ミオクローヌス等がみられることがある。

処置方法:リチウム中毒が発現した場合、特異的な解毒剤は見い出されていないので、投与を中止し、感染症の予防、心・呼吸機能の維持とともに補液、利尿剤(マンニトール、アミノフィリン等)等により本剤の排泄促進、電解質平衡の回復を図ること。利尿剤に反応しない場合や腎障害が認められる場合は、血液透析を施行すること。血液透析を施行する場合は、施行後に低下した血清リチウム濃度が再上昇することがあるので、施行後血清リチウム濃度測定を行い再上昇がみられた場合には、再度の血液透析等の適切な処置を行うこと。

 [引用文献]渡辺昌祐ほか:臨床評価, 9(3)527-576(1981)

<参考>透析等による除去率
血液透析
慢性腎不全のため1年前より血液透析を開始し、週2回5時間の血液透析を行っている患者1名に透析日の透析施行後から翌日にかけて炭酸リチウム200mg錠を1錠ずつ4回(夕食後、就眠前、翌朝食後、昼食後)、計800mg投与した。
この方法で投与した場合、血中リチウム濃度は次の透析直前で0.7〜1.0mEq/L、透析終了後で0.2〜0.4mEq/Lであり、血中リチウムの70〜80%が透析によって除去されたとする報告がある。

直接血液灌流
血 液 吸 着:リチウムは生体内でイオン化しているため効果は少ない。
イオン交換樹脂:リチウムイオンとの親和性が低く、無効である。

 [引用文献]川崎静代他:精神科治療学, 3(4)567-572(1988)
             竹花享子他:救急医学, 12(8)1043-1045(1988)