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相互作用

(1) 併用禁忌とその理由

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ワルファリン
[ワーファリン等]
本剤とワルファリンとの併用において、ワルファリンの作用が増強され、重篤な出血をきたした症例が報告されている。患者がワルファリンの治療を必要とする場合は、ワルファリンの治療を優先し、本剤を投与しないこと。 機序不明

<解説>

■ ワルファリン

製造販売後において、ワルファリンとの相互作用が疑われる重篤な出血又は血液凝固能検査値の異常変動(PT-INR増加)が報告され、そのうち死亡に至った症例が認められたことから併用禁忌とした。ワルファリンの治療を必要とする患者には、ワルファリンの治療を優先し、本剤を投与しないこと。(※安全性に関する項目「禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)」の項参照)

<参考>動物におけるデータ

ラットを用いてワルファリンの抗血液凝固作用に及ぼす影響を検討した試験において、イグラチモド(0.3~300mg/kg)とワルファリン(0.3mg/kg)を5日間反復経口投与し、最終投与の4時間後に血液凝固能を測定したところ、イグラチモドは10mg/kg以上の投与でプロトロンビン時間及び活性化部分トロンボプラスチン時間を延長させ、ワルファリンの抗血液凝固作用を増強した。

表 ワルファリンの抗血液凝固作用に及ぼす影響

表:ワルファリンの抗血液凝固作用に及ぼす影響

 

(2) 併用注意とその理由

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
非ステロイド性消炎鎮痛剤 胃腸障害の発現率の増加が認められているので、特に消化性潰瘍があらわれた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと[※安全性に関する項目「副作用」の項参照]。 両剤ともにプロスタグランジン生合成阻害作用を有する。
シメチジン 本剤の血漿中濃度が上昇し、副作用が増加するおそれがある。異常が認められた場合には本剤を減量、休薬するなど適切な処置を行うこと。 本剤の代謝が抑制される。
フェノバルビタール 本剤の血漿中濃度が低下するおそれがある。 本剤の代謝が促進される。

<解説>

■非ステロイド性消炎鎮痛剤

第Ⅲ相臨床試験(長期投与試験)の投与28週後、投与52週後及び投与100週後のいずれにおいても、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)を併用した症例における胃腸障害の副作用発現率は、NSAIDと併用しなかった症例に比べて高かったことから記載した。
NSAIDと併用する場合は、胃腸障害の発現に注意し、特に消化性潰瘍があらわれた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。

表 NSAID併用有無別の胃腸障害の副作用発現率(長期投与試験)

表:NSAID併用有無別の胃腸障害の副作用発現率(長期投与試験)

■シメチジン

ラットを用いたシメチジンとの併用試験において、シメチジンによる代謝酵素活性の阻害により、イグラチモドの血漿中濃度は単独投与時に比べ高く推移したことから記載した。
臨床試験において、シメチジンとの相互作用が認められた症例はないが、本剤の血漿中濃度が上昇し、副作用が増加するおそれがあるので、異常が認められた場合には、本剤を減量、休薬するなど、適切な処置を行うこと。
なお、本剤は加水分解酵素、CYP1A2、2B6、2C9、2C19、2D6、2E1、3A4などの複数のCYP450分子種及びN-アセチルトランスフェラーゼにより活性代謝物、非活性代謝物に代謝されると考えられる。

■フェノバルビタール

ラットを用いたフェノバルビタールとの併用試験において、フェノバルビタールによる代謝酵素活性の誘導により、イグラチモドの血漿中濃度は単独投与時に比べ低く推移したことから記載した。
臨床試験において、フェノバルビタールとの相互作用が認められた症例はないが、併用する場合は、本剤の血漿中濃度が低下するおそれがあるので、注意すること。

<参考>動物におけるデータ

ラットを用いてシメチジンとの相互作用を検討した試験において、シメチジン(150mg/kg)を前投与した後にイグラチモド(10mg/kg)を単回経口投与した時のイグラチモドの血漿中濃度は単独投与群に比べて高く、シメチジンによる代謝酵素活性の阻害による影響がみられた。
一方、フェノバルビタールとの相互作用を検討した試験において、フェノバルビタール(80mg/kg)を前投与した後にイグラチモド(10mg/kg)を単回経口投与した時のイグラチモドの血漿中濃度は単独投与群に比べて低く、フェノバルビタールによる代謝酵素活性の誘導による影響がみられた。

図 シメチジン又はフェノバルビタールを前投与したラットにおける血漿中イグラチモド濃度推移

図:シメチジン又はフェノバルビタールを前投与したラットにおける血漿中イグラチモド濃度推移

表 シメチジン又はフェノバルビタールを前投与したラットにおけるイグラチモドの薬物動態パラメータ

表:シメチジン又はフェノバルビタールを前投与したラットにおけるイグラチモドの薬物動態パラメータ

 





















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