医療関係者向け情報  > 製品情報一覧

相互作用

エスフルルビプロフェンは、主として肝代謝酵素CYP2C9で代謝される。

(1) 併用禁忌とその理由

併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
エノキサシン水和物
ロメフロキサシン
 [ロメバクト]
 [バレオン]
ノルフロキサシン
 [バクシダール]
フルルビプロフェンアキセチルで併用により痙攣があらわれたとの報告がある。 ニューキノロン系抗菌剤のGABA阻害作用が併用により増強されるためと考えられる。
プルリフロキサシン
 [スオード]
併用により痙攣があらわれるおそれがある。

 

(2) 併用注意とその理由

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ニューキノロン系抗菌剤(ただし、エノキサシン水和物、ロメフロキサシン、ノルフロキサシン、プルリフロキサシンは併用禁忌)
 オフロキサシン等
併用により痙攣があらわれるおそれがある。 ニューキノロン系抗菌剤のGABA阻害作用が併用により増強されるためと考えられる。
クマリン系抗凝血剤
 ワルファリン
クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)の作用を増強するおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。 エスフルルビプロフェンがワルファリンの血漿蛋白結合と競合し、遊離型ワルファリンが増加するためと考えられる。
メトトレキサート メトトレキサートの作用が増強され、中毒症状(貧血、血小板減少等)があらわれるおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。 エスフルルビプロフェンのプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流が減少し、メトトレキサートの腎排泄が抑制されることにより、メトトレキサートの血中濃度が上昇すると考えられる。
リチウム製剤
 炭酸リチウム
リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈するおそれがあるので、併用する場合にはリチウムの血中濃度をモニターするなど観察を十分に行い、慎重に投与すること。 エスフルルビプロフェンのプロスタグランジン合成阻害作用により、腎でのナトリウム排泄が減少してリチウムクリアランスを低下させ、リチウムの血中濃度が上昇すると考えられる。
チアジド系利尿薬
 ヒドロクロロチアジド等
ループ利尿薬
 フロセミド等
これら利尿薬の作用を減弱するおそれがある。 エスフルルビプロフェンのプロスタグランジン合成阻害作用により、水・塩類の体内貯留が生じるためと考えられる。
副腎皮質ホルモン剤
 メチルプレドニゾロン等
相互に消化器系の副作用(消化性潰瘍、消化管出血等)が増強されるおそれがある。 両薬剤の消化器系の副作用が併用により増強されると考えられる。
CYP2C9阻害作用を有する薬剤
 フルコナゾール等
エスフルルビプロフェンの血中濃度が上昇するおそれがある。 代謝酵素(CYP2C9)の競合によりエスフルルビプロフェンの代謝が阻害されると考えられる。

(解説)

本剤の臨床試験ではニューキノロン系抗菌剤、クマリン系抗凝血剤、チアジド系利尿薬・ループ利尿薬、副腎皮質ホルモン剤及びCYP2C9阻害作用を有する薬剤を併用した患者において、各薬剤で懸念される有害事象の発現率が高まる傾向は認められなかったが、フルルビプロフェンの添付文書に設定されているため、本剤においても慎重に併用する必要があると考え、同様の併用注意を設定した。他の薬剤については併用経験がないが、フルルビプロフェンの添付文書に準拠して設定した。

 





















このサイトをご利用いただくための注意事項です。必ずお読みください。

このサイトは、国内の医師・歯科医師・薬剤師等の医療関係者を対象に、医療用医薬品や医療機器等を適正にご使用いただくための情報を提供しています。

一般の方および国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
医療用医薬品や医療機器は、患者さま独自の判断で使用(服用など)したり、中止したり、あるいは用法・用量を変えたりすると危険な場合がありますのでご注意ください。 使用(服用など)している医療用医薬品や医療機器について疑問を持たれた場合には、治療に当たられている医師・歯科医師又は調剤された薬剤師に必ず相談してください。

あなたは医療関係者ですか?

はいいいえ