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相互作用

本剤はチトクロームP-450(CYP)により代謝を受けず、主に尿中に排泄される。なお、本剤はCYP1A2の代謝活性を阻害する(「薬物動態」の項参照)。

「Ⅶ-5.代謝」の項 参照

(1) 併用禁忌とその理由

該当しない

(2) 併用注意とその理由

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
テオフィリン
アミノフィリン水和物
テオフィリンの中毒症状(消化器障害、頭痛、不整脈、痙攣等)があらわれるおそれがある。
観察を十分に行い、血中濃度モニタリングを行うなど注意すること。
〈機序〉
テオフィリンの主代謝酵素であるCYP1A2を阻害することにより、血中濃度を上昇させることが考えられる。
〈危険因子〉
高齢者
高度の腎障害患者
フェニル酢酸系、プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤痙攣があらわれるおそれがある。
観察を十分に行い、症状があらわれた場合には両剤の投与を中止し、気道確保と抗痙攣薬の使用など痙攣に対する治療を実施すること。
〈機序〉
中枢神経におけるGABAAの受容体への結合阻害作用が非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されることが主な機序と考えられている。
〈危険因子〉
高齢者
てんかん等痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者
高度の腎障害患者
ワルファリンワルファリンの作用を増強し、出血、プロトロンビン時間の延長等があらわれることがある。
観察を十分に行い、血液凝固能検査を行うなど注意すること。
〈機序〉
機序は不明である。

<解説>

1)テオフィリンとの併用

健康成人7例にテオフィリンを1回100mg、1日2回、10日間経口投与し、6日目より1回本剤500mg、30分点滴静注、1日2回、5日間併用したところ、併用5日目では血清中テオフィリンのCmax及びAUC0→10は1.27倍及び1.33倍に上昇した。
テオフィリンの血中濃度が上昇すると、中毒症状(消化器障害、頭痛、不整脈、痙攣等)があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行い、血中濃度モニタリングを行うなど注意すること。

パズフロキサシンメシル酸塩併用時のテオフィリン血清中濃度推移に及ぼす影響(健康成人)

2)非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用

パズフロキサシンメシル酸塩などのキノロン系抗菌薬はGABAA受容体への結合阻害作用による痙攣誘発作用が報告されており、非ステロイド性消炎鎮痛剤の併用によりこの作用が増強することが考えられている。

<参考> マウスにおけるデータ
1.マウスにおいてパズフロキサシンメシル酸塩50mg/kg、200mg/kg(パズフロキサシン換算)と非ステロイド性消炎鎮痛剤の併用による痙攣及び死亡の有無を検討したところ、パズフロキサシンメシル酸塩は50mg/kg投与では痙攣誘発作用及び致死作用を示さなかった。
200mg/kg投与ではアスピリンとの併用により1例が間代性痙攣を発現した後、死亡した。

パズフロキサシンメシル酸塩と非ステロイド性消炎鎮痛剤併用によるマウス痙攣誘発作用


2.フェンブフェンの活性代謝物であるビフェニル酢酸(100mg/kg)とパズフロキサシンメシル酸塩及び他のニューキノロン系抗菌薬の併用による痙攣及び死亡の有無を検討した。その結果、パズフロキサシンメシル酸塩は痙攣及び死亡例を認めなかった。

ビフェニル酢酸とニューキノロン系抗菌薬併用による痙攣誘発作用


3.マウス脳室内にパズフロキサシンメシル酸塩を含めたニューキノロン系抗菌薬又はβ-ラクタム系抗菌薬を単独あるいはフェンブフェンの活性代謝物であるビフェニル酢酸(1μg/body)を併用し、痙攣の有無を検討した。その結果、パズフロキサシンメシル酸塩の痙攣発現用量はビフェニル酢酸との併用で低下しなかった。

ビフェニル酢酸とニューキノロン系抗菌薬又はβ-ラクタム系抗菌薬併用による痙攣誘発作用

3)ワルファリンとの併用

パズフロキサシンメシル酸塩とワルファリンの併用により、出血、INRの増加があらわれたとの症例報告がある。
本剤をワルファリンと併用する場合には、観察を十分に行い、血液凝固能検査を行うなど注意すること。

〔INR(International Normalized Ratio):ワルファリン療法時の凝血能コントロールの国際的な指標〕

 





















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